高校生のとき、同級生の伊藤くん。
通称チャカに言われた言葉。
チャカは母子家庭で5人兄弟の長男だった。
ほんと面倒見がよくて、ユーモラスで真面目な絵に描いたような好青年。
野球部でもないのに坊主だったのを今も鮮明に覚えてる。
進学校のうちで成績も常に上位。
家の手伝いもしないといけないからと帰宅部だったけど、その性格から絶えず周りには誰かがいた。
幸運にも2年間チャカと同じクラスで、それなりに親しかった。
3年生の冬、チャカに今までロクに勉強してこなかった私が大学受験が不安だと相談したら、この言葉をかけられた。
その時は「そんなの当たり前やん!」って思ったけど、30を手前にしてもつくづく意味の深い言葉だと思い知らされる。
この言葉はチャカが言うから説得力があるし、チャカだから言えた言葉なのかもしれない。
努力は才能だと思っている私にとって、辛いときや逃げたいときにいつもこの言葉を思い出す。
不安だと嘆いてる暇があったら、無駄でもいいから行動しようと自分のケツを叩くのだ。