今でも仲良し吉田に20歳のとき言われた言葉。
女子大に通う吉田は、ブイブイ言わせてる系女子だった。
クラブ大好き!ブランド大好き!コスメ、ファッション大好き!って感じのザ女子なんだけど、中身が男前。
タバコをすぱーっと吹きながらずばずばアドバイスしてくる。
女子力を母親のお腹に忘れてきた私が、なぜ吉田と仲良くなれたのかは、この男勝りでオタク気質なとこが合致したからだと思ってる。
20歳の冬、バイト先の大島くんに告白された。
この時私は別れたばかりでフリーだったんだけど、誰かと付き合うことに若干抵抗があった。
実は別れ告げた元彼が軽いストーカー化しており、やっとそれの片がついた後だったからだ。
「面倒くさくなるなら誰とも付き合いたくない」と吉田に相談したら、この言葉が返ってきた。
「とりあえず付き合ってみてから、決めれば?」
実に彼女らしいアドバイス
決めてから付き合うんじゃなくて、付き合ってから決めるのである。
そのとき私にはなかった考え方だったし、恋愛に対してネガティブだった私の気持ちを変えてくれた言葉だった。
この後、大島くんとは8年以上付き合うことになる。