WiMAXのWi-Fiは、さまざまなプロバイダから提供されています。
今回はその中でも人気のプロバイダ、GMOとくとくBBについてご紹介していきます。
基本的にはUQコミュニケーションズが提供するものに準じていますが、値段や契約期間など細かいところでオリジナルのサービスが提供されています。
それでは、各項目に沿ってGMOとくとくBBのWiMAX2+をみていきましょう。
GMOとくとくBBの【サービスと特徴】
先述しましたが、GMOとくとくBBはWiMAX2+を提供するプロバイダです。
店舗またはオンラインショップで申し込みをすると、端末が届き電源を入れればすぐにWi-Fiが使えます。
GMOとくとくBBのWiMAXサービスは、簡単にいうとUQWiMAXよりもシンプルなサービス体系という印象です。
料金プランはデータ容量に上限があるかないかの2種類で 、オプションサービスも最低限必要なもののみとなっています。
利用可能端末もUQより少ないですが、最新機種をメインに揃えられており、決して型落ちが使われている訳ではありません。
この辺は、次項から詳しく説明していきますね。
そんな中、独自サービスの一つに「何度でもプラン変更が可能」があります。
これは、自分のデータ容量の利用状況に合わせてプランを変更することができる超便利なサービスです。
通信量制限なしプランを使っていたとしても「来月は海外出張でほとんどWi-Fi使わないなぁ…」なんてこともありますよね?
そんな時に事前に、プラン変更を申請しておけば通常の7GBプランに変更することができ、利用料を節約することができるんです!
しかもこのサービス、何回変更しても手数料が無料なんです。
つまり、タダでプラン変更ができてしまうのです。
また、最大の特徴としてキャッシュバック額が大きい点です。
キャッシュバックは年間を通して、何らかのキャンペーンが行われています。
その時によって金額は変動しますが、他社よりも比較的に大きい金額が設定されていることが多いです。
GMOとくとくBBをまとめると「シンプルかつ、必要最低限のWi-Fiをお得に提供してくれるプロバイダ」といったところでしょうか。
GMOとくとくBBの【料金プラン】
まず、一番気になるのがプランと料金ですよね!
UQWiMAXだとプランが4種類あってややこしいですが、GMOとくとくBBはプランが2種類しかないので非常にわかりやすいです。
プラン名 | 契約期間 | 月額 | 月間データ容量 |
---|---|---|---|
ギガ放題プラン | 3年 | 4,263円 | 上限なし |
通常プラン | 3,609円 | 7GB |
月間使用データ容量によって、プランが違います。
契約期間は両プラン3年間です。
ギガ放題プランの場合、最初の2ヶ月間は3,609円に割引されます!
残念ながら通常プランは、1ヶ月目から36ヶ月まで3,609円のままです。
契約期間はのカウントは、Wi-Fi端末の発送日の翌月からを1ヶ月目とカウントします。
端末の発送日から翌月までは、日割り計算で料金が発生します。
例えば以下の内容で申し込んだとしましょう。
1/1:【ギガ放題プラン】申込み
1/5:端末発送
日割料金:1日あたり約138円(4,263円÷31日)
1月分請求料金 | 3,713円(約138円×27日) |
2月分請求料金 | 3,609円 |
3月分請求料金 | 3,609円 |
4月分請求料金 | 4,263円 |
このように、月額料金が適用される前に日割り料金が発生しているので、引き落とし金額をみて「あれ!?思ってた金額と違う!」と驚かないでくださいね。
注意ポイント
契約は自動更新なので、37ヶ月目に契約解除をしない限り、自動的に更に3年の契約を結んだことになります。
契約更新月に契約解除をしないと、契約解除料が発生してしまうので要注意です。
端末は3年使えば無料
月額料金には端末代が含まれており、別途端末代の支払いは発生しません。
しかし端末到着から20日以内に解約する場合は、端末を返却しないと端末代20,000円(税別)を請求されることがあるので捨てたり紛失しないようにしましょう。
GMOとくとくBBの【初期費用は3,000円】
初期費用は申込み時に発生する事務手数料3,000円のみです。
端末配送料や初期契約料なども発生しません。
この事務手数料は初月の月額利用料と一緒に引き落とされます。
GMOとくとくBBの【端末のスペック】
GMOとくとくBBから申し込むと選べるWi-Fi端末は以下の4種類です。
すべてWiMAX2+エリア、au 4G LTEエリア対応です。
Speed Wi-Fi NEXT W05
下りスピードが4機種の中で最大の758Mbpsのハイスピード通信機種。
4K動画などの大容量コンテンツも止まることなく視聴できます。
Speed Wi-Fi NEXT WX05
WiMAX端末の中で一番軽くて、バッテリー容量が大きいです。
連続通信時間はW05より約3時間増え、モバイルWi-Fiとしてレベルアップした機種です。
Speed Wi-Fi HOME L01s
置き型Wi-Fi端末です。自宅だけでWi-Fiを利用したいという方向け。
シンプルでコンパクトなデザインが好評です。
自宅用として特化しており、同時接続可能な機器は最大42台。
「そんなに繋げる機器ないよw」という人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ファミリー層ならどうでしょう?
レコーダー、ゲーム、PCと家族が増えるにつれて接続機器も増えます。
最大42台となれば、接続台数を気にすることなくWi-Fiが使えるからいいですよね。
また、スマホと連携させて設定や使用状況を確認することができます。
WiMAX HOME 01
こちらも自宅用に作られた置き型Wi-Fiです。
HOME L01sに比べると、接続台数は22台と少なくなりますが、その分コンパクトになりました。
ネット周辺機器ってコードやバッテリーなどでゴチャつきやすいので、スリムな形状へのシフトは評価できますね。
しかもなんと!高性能アンテナの搭載により、今まで受信できなかった家の設置エリアが広がりました。
リビングなら機能するけど、寝室に置くとWi-Fiが繋がらなくなる。
そんなちょっとした不便が、このHOME 01なら解消できます。
GMOとくとくBBの【オプションサービス】
WiMAXのWi-Fiを使えるだけではありません。
GMOとくとくBBでWiMAX2+を使う人専用の便利なサービスを別料金で利用できます。
人によっては不要だったり、実は欲しかったサービスだったりするので内容を確認しておきましょう。
補償サービス
これは、Wi-Fi端末の故障に備えたサービスです。
補償サービスは2種類用意されています。
2種類の違いは水濡れによる故障でも対応してもらえるかどうかです。
補償プラン | 月額 | 修理対象 |
WiMAX修理保証サービス | 300円 | 正常な使用状況での故障 |
水濡れ・WiMAX修理保証サービス | 500円 | 正常な使用状況での故障・水濡れ・破損による故障 |
注意ポイント
- 紛失・盗難時に、代替機を補償してもらえるサービスではりません。
- 端末を改造していたと判断された場合、補償してもらえません。
- 端末の補償であり、SIMなどの付属品故障は対象外とされます。
公衆無線LANサービス
よく街中や、公共施設などで↓のマークを見たことはありませんか?
このマークがあるお店、施設では公衆無線LANサービスの利用ができます。
公衆無線LANサービス
フリーWi-Fiではなく、有料のWi-Fiサービス。
利用料を支払っている登録者だけが、特定のエリアでWi-Fiを使えます。
飲食店だけでなく、駅や空港、バスなどの公共施設にも導入されていることが多い。
利用可能エリアは下記サイトから確認することができます。
セキュリティーサービス
オプションサービス「インターネット安心セキュリティー」に加入すると、WiMAX端末の補償だけではなく、接続されるスマホやPCのセキュリティ対策もしてくれます。
簡単にいうと、ウイルスソフトも利用できますよーってことですね。
GMOとくとくBBのオプションで利用できるセキュリティソフトは「マカフィーマルチアクセス」です。
ウイルスソフトの大手McAfeeのソフトなので信頼できますね。
このオプション凄くて、なんと1年間の利用が無料です。
2年目からは月額500円、年間で6,000円の料金がかかってしまいますが、それにしてもお得です。
McAfeeから販売されている内容がほぼ同じソフトは3年保守で約8,000円なので、3年間使うなら公式から販売されているソフトを買った方がお得です。
しかし、なんといってもタダより安いものはありません。
12ヶ月目でオプションを解約してしまえば一年間タダでセキュリティソフトが使えます。
ありがたいことに、たとえ無料期間中に解約しても解約金は発生しません。
もし所有のインターネット端末に、セキュリティソフトを入れていないのであれば、1年間でも加入することをおすすめします!
GMOとくとくBBの【解約違約金】
初期契約解除する場合(8日間)
初期契約解除制度とは、総務省が定めた通信サービスのクーリングオフに似た制度です。
申し込みから8日以内であれば、使用エリアが通信対象とされていても違約金を払わずに解約することができます。
申し込みに必要な事務手数料、日割料金、端末返送料は自己負担です。
20日以内に契約解除する場合
GMOとくとくBBでは、申し込みから20日以内に解約をしても違約金が発生しません。
このサービスは、初めてWiMAX2+を利用する人のために設けられています。
初めて使うからちゃんと電波が入るか心配、心配があるまま3年間の契約は結びたくない、という人はぜひ利用しましょう。
しかし、注意点がいくつかあります。
注意ポイント
- UQ WiMAXピンポイントエリア判定で「○、×、△」のいずれかが示されている場合、違約金は無料にならない。
- 違約金は無料になるが、事務手数料と日割料金、端末返送料は発生する。
契約期間内に解約する場合
契約期間3年の間に解約する場合は、24,800円の違約金が発生します。
違約金が発生しないのは、申し込み翌月から37ヶ月目の月に解約申し込みをした場合のみです。
この37ヶ月目を更新月とよび、更新月中に解約をしない場合は自動で契約が更新されます。
そのため、38ヶ月目で解約を申し出ると違約金が発生してしまいます。
GMOとくとくBBで【注意する点】
キャッシュバックはスグもらえない
キャッシュバック金額でプロバイダを比較される人も多いのではないでしょうか。
GMOのキャッシュバックで気をつけたいのは、その受け取り方です。
キャッシュバック金を受け取るためには、GMOとくとくBBの会員登録が必要です。
さらに、申込み11ヶ月後にしかキャッシュバックの手続きが開始されません。
キャッシュバック受け取りの流れ
- サービス申込み
- GMOとくとくBBへの会員登録
- 会員登録時にGMOメールアドレスを作成する
- 11ヶ月後にGMOアドレス宛にキャッシュバックの連絡が届く
- 受け取りする銀行口座を確認する
- キャッシュバックを受け取る
う〜ん、受け取りまでの道のりが長いですね…
当たり前ですが、受け取るためにはGMOとくとくBBでのWiMAX2+を利用し続けている必要があります。
11ヶ月の間に料金の滞納など、プロバイダ側に不都合があるとキャッシュバックされないこともあるので注意が必要です。
オプションに自動で加入される
GMOとくとくBBの申込みを進めるとあることに気がつきます。
申込みプラン選択時に、オプションがすでに選択されているのです。
「チェックを外すことできないの?」と思いますよね。
はい、外せません。
残念ながら、強制的に入会させられます。
しかし、安心してください。
これらのオプションサービスは端末発送日〜翌月までは利用料がかかりません。
つまり「最初はお金要らないから、とりあえず使ってみてよ」というプロバイダからの、「押し売り」ならぬ「押しお試し」なんですね。
加入の必要がない方は、端末到着後BBnaviというGMOとくとくBB会員の管理画面からオプションを外してください。
GMOとくとくBB まとめ
GMOとくとくBBについて解説してきました。
WiMAX2+の申込みを検討されている方のためになる情報が書けていれば幸いです。
では、今までの内容をまとめていきましょう。
まとめ
- WiMAX2+のシンプルなプランとサービスを提供している
- キャッシュバック金額が比較的に大きい
- ギガ放題か標準かの2つのプランで、契約期間は3年
- 初期費用は事務手数料3,000円のみ
- ルーターはモバイルWi-Fi2種、置き型Wi-Fi2種から選べる
- 補償サービスとセキュリティサービスにオプションで加入できる
- 解約金は、解約するタイミングで違うので注意
- キャッシュバック金は手続きを経て、約1年後にもらえる
- オプションの必要がない人は、端末が届いたら解約手続きが必須